『ゼルダの伝説』80本が『ヤフオク』で20万円! 面白いゲームが売れない時代へ
いくら良質なゲームを作っても売れない時代に突入か? そう思ってしまう
出来事が発生している。任天堂の人気ゲーム『ゼルダの伝説 大地の汽笛』が
インターネットオークションサイト『Yahoo!オークション』(以下、ヤフオク)
に80本も出品されているのである。80本は問屋が販売店に納入するときの箱に
入っている数で、80本で1箱として販売店に売られている。つまり、出品者は
箱ごと『ヤフオク』に出品しているのだ。しかもすでに落札した人がおり、落札
価格は206999円となっている。
いつの世でも需要と供給のバランスが合っていなくてモノが余っていたら、
まあ起こり得る事ではありますな。
ただ、どう言う理由でその商品が余っているのかが問題な訳でして・・・
別に今回の「大地の汽笛」だけがこんな風になっている訳では無いと思うけど。
前作「夢幻の砂時計」も、最終的には980円で投げ売りされていましたしねぇ。
「ゼルダシリーズだから売れるだろう!」って予想で大量に入荷し過ぎた店側の
読み違いもあるでしょうし、ソフトの出来その物がマズかったって事も考えられる
(最悪なのは両方にあてはまる場合ですが)と思いますし。
評判の良いソフトであれば、品切れしますから恐らく出来が芳しく無かった可能性
がたかいんですかね?
それと、この手のジャンルは初動が全てって所もありますからねぇ。
買って直ぐクリアして(場合によっては、自分に合わないと糞ゲーの烙印を押して)
中古屋に売り払い、次のソフトの購入に充てる、と言うある意味自転車操業的な
ゲーマーさんが支えているのかもしれませんし・・・
今のゲーマーさんは見切りを付けるのが早そうですからね。
そうじゃないと次々ゲームソフトは発売されているから遊びきれないんですもん。
お金が無い子供の頃と違って、買ってもらった1つのゲームをスルメの様に味わう
なんて事をやらんのかもしれませんね。
本来なら、そんな風に面白くてずーっと遊んでしまう様なゲームを作ってくれる
と嬉しいんだけど、なかなか難しいよね。