禍根残す外交配慮 竹島記述
せっかくの北海道でのサミットで北方領土問題を取り上げないとか、
東シナ海のガス田を中国に掘られたままなすすべがないとか、この国の
政府にはとかく驚かされることが多いが、今回も思いっきり驚かされた。
それは教科書の竹島をめぐる記述についてである。
文部科学省は14日発表した中学校の学習指導要領の解説書の改定版で、
「竹島が我が国固有の領土」であることを明記することを断念した。
「日韓関係をぎくしゃくさせてはいけない意図のあらわれ」(町村官房長官)
だという。
確かに、情けない話です。
内政干渉ですので、相手に配慮などする必要はありません。
自分の領土に関して、自分達の教育の分野で行われる事に他国の顔色を
伺う必要は無いのです。
例えれば、あちらは「侵略」されたと教育されていますが、「併合」
であった、そんな事を教科書に記述するのは遺憾である、なんて、
こちらが言いましたか?
そんな事をされたら、あちらはどう言う態度にでるでしょうね?
同じ事なんですよ。
双方で言い分が違うのは、何処の地域でもある事です。
歴史的事実ではなく、各国の都合の良い歴史を教育するのも良く有る事
です。
情けないのは、我が国の場合、外から何か言われると、それに対して
言い返せない点ですね。
退いてはいけないモノがあるんです。